執筆者
なかた内科・胃腸内科クリニック
院長 中田 智之
大腸カメラ検査やCT検査で「大腸に憩室があります」と指摘されたことはありませんか。
大腸憩室症は珍しい病気ではなく、特に40歳以降では多くの方にみられます。
多くは無症状ですが、炎症や出血を起こすことがあり、注意が必要です。
京都市伏見区のなかた内科・胃腸内科クリニックでは、憩室症の診断と適切なフォローを行っています。
憩室とは、大腸の壁の一部が外側に袋状に飛び出した構造のことをいいます。
この憩室がある状態を「大腸憩室症」と呼びます。
加齢や腸内圧の上昇などが関係していると考えられており、日本では近年増加傾向にあります。
大腸憩室症の多くは無症状ですが、次のような症状が出ることがあります。
症状がない場合でも、合併症の予防が大切です。
憩室炎とは、大腸の壁にできた憩室の内部に便や細菌がたまり、炎症を起こした状態を指します。
特に左下腹部に起こることが多く、突然の腹痛や発熱を伴うのが特徴です。
軽症の場合は、腸を安静にし、食事制限や抗菌薬の内服で改善することが多いですが、炎症が強い場合には入院治療が必要になることもあります。重症化すると、膿瘍形成や腸の穿孔といった合併症を起こす可能性があるため、早めの受診が重要です。
憩室出血とは、大腸憩室の血管が破れて出血する状態です。
突然、鮮やかな血便がみられるのが特徴で、多くの場合は腹痛を伴いません。
出血は自然に止まることもありますが、繰り返すこともあります。出血量が多い場合には、点滴や内視鏡による止血処置が必要になることがあります。
血便の原因には大腸がんや炎症性腸疾患などもあるため、正確な診断のために大腸カメラ検査を受けることが大切です。
生活習慣の影響も関与していると考えられています。
憩室の有無や出血源を確認します。
また、大腸がんなど他の疾患が隠れていないかも評価します。
当院では鎮静剤を使用した苦痛の少ない大腸カメラ検査を行っています。
憩室炎が疑われる場合には、炎症の程度を確認するためにCT検査を行うことがあります。
症状がない憩室症の場合は、特別な治療は必要ありませんが、再発予防が重要です。
憩室炎の場合は、腸を安静にし、抗菌薬などで治療します。
大腸憩室症そのものが直接大腸がんになるわけではありません。
しかし、血便などの症状は大腸がんでもみられるため、正確な診断のためには大腸カメラ検査が重要です。
大腸憩室症は身近な病気ですが、炎症や出血を起こすことがあります。
なかた内科・胃腸内科クリニックでは、
を行っています。
腹痛や血便がある方、健康診断で憩室を指摘された方は、お気軽にご相談ください。



